臨月ファックの話
(なごど 4P 臨月ファック オメガバース もうどうにでもして)
「もうすっかり安定期っすね」
俺の番は、うっとりした顔で俺の膨らんだ腹を撫でた。俺は目の前のちんぽを味わいながら、「中の赤ちゃんに、挨拶してもいいぞ……♡」と腰をあげて返事をする。
「おい十四、ゴムはつけろよ。精液は堕胎するかもしれねえし」
「空却さん、了解っす~。じゃ独歩さん、自分も挨拶させてくださいね」
「ああ♡」
我慢できずにじゅわ、と愛液がしたたる後ろの穴を差し出すと、十四はそこにずぷん、と自身を埋め込んだ。
途端に俺の頭は馬鹿になってしまって、雄を味わえるしあわせと、気持ちよさによだれがだらだらと垂れてしまう。恥ずかしいのに、嬉しくて、犬のようにはっはっと荒く息をして感じ入った。
「こら、十四のに夢中になるんじゃねえよ」
ぺちん、と頬を青臭いもので叩かれて、そういえばフェラの途中だったことを思い出す。俺はちんぽ奴隷の駄目なメスオメガだから、挿入されたら馬鹿になってしまうのをわかってるくせに。オスのフェロモンを嗅がせるようにぎゅうとちんぽを鼻に押し付けられて、頭がもっとどろどろになる。
「んっ、んっ♡ すみませんっ♡」
すうすうと空却くんに無理やりオスのフェロモンを嗅がされると、それだけでもうイッてしまいそう。ぎゅう、とお腹を締めると、こんっこんっとおくを十四がノックして、赤ちゃんのお部屋に挨拶をしているのもわかって頭がくらくらする。
「あへっ♡ ほら、お父さんが帰ってきたぞ♡」
腹を擦って、子どもに呼び掛ける。まだ誰の子かははっきりしていないけれど、十四はお父さんの一人だから、返事をするように大きく膨らんだお腹に声をかけてやる。
「お父さんっすよ~。へへ」
母体を気遣ってとんっ、とんっとゆるく優しくピストンされるのがもどかしいと感じてしまう俺は駄目な母親だ。奥にほしくて、もじもじと太ももを擦り合わせていると、空却くんが「馬鹿、母親なのにだらしねえメス顔すんじゃねえよ」と笑う。
「だって、奥……♡ 俺、奥してもらわないとイケないんですっ♡ そうしたの、君たちのくせに」
「つったって腹は子供がいるだろうが。喉マンで我慢しろよ」
「うん……♡ 奥までいれて、胃の中に赤ちゃんできるまで射精して♡」
がぽっ、と今度こそ空却くんのちんぽが喉奥までぶちこまれる。鼻先にさりさりと彼の下生えがつくくらい、貫かれて、きゅうううう、とお腹が切なくなる。
「くっ、締まる……」
「んぶっ、ふっ♡ んっ、んっ♡ んむっ、ふうううっ♡」
「すご、独歩さん、もうお母さんなのに。お腹が精液ちょうだいってめちゃめちゃ締めてくるっす」
「んっ♡ んがっ、んふっ♡ ふがっ、んっ♡」
「イくぞ、ほら、飲めよ!」
がぽ、がぽ、と精液ほしさに夢中で首を前後に振る。むくむくむく、とアルファ特有の亀頭球が膨らんだかと思うと、空却くんは俺の胃に向けてびゅうううううう! と大量射精をした。
本当に孕むかもしれない、と思うくらい大量の濃厚ザーメンが流し込まれて、俺は顔をぐちゃぐちゃにして必死に鼻で息をしながら全部を飲み込もうと、ごくごくと喉を嚥下させる。同時に、十四もゴム越しにイッたようで、びくびくと跳ね暴れるちんぽが上からも下からも俺を責め立てた。
「ん、んはっ……♡ ごちそうさまでした」
アルファの長い長い射精のあと、出しきったそれをお掃除のためにぺろぺろとなめてやる。旦那のちんぽの掃除は、妻の役目。空却くんのがきれいになると、ゴムをはずした十四のちんぽもあますところなく味わった。
「んふっ♡ 天国さん……天国さんはシないんですかっ♡ 俺、足りないんですけど」
さっきからずうっと、見ないふりをしてパソコンに向かっているもう一人の旦那さまに向けて声をかける。彼は妊娠してからあまり抱いてくれない。腹の子にさわるからと、溜め込んだ大人の精液を俺にくれることもしない。
「るせえ、俺は理性のある大人なんだよ。身重のオンナを抱く趣味はない」
「安定期ですよ? んっ、天国さんも……俺のつがいならわかってるくせに。発情したら、とまらないんです♡ ほら、ねえっ♡ 旦那さまのお情けください……♡」
「……さわるだけだぞ」
「ムッツリ弁護士だよなお前」
「獄さんて、ほんと独歩さんのおねだり好きッスよねえ」
「バカども退け! ああもう」
服を着たまま、獄さんはベッドに乗り上げて、腹を撫でてくれる。
「赤ん坊が生まれたら、またここに出しまくって、二人目ができるくらいにハメたおしてやるから」
「はい、はい……♡ 獄さんの固いおちんぽ、俺、またはやく奥まで欲しいです♡」
「胸もだいぶ膨らんできたんじゃないか?」
そのまま若干ふくらとした胸を触られると、ぴゅるぴゅると母乳が溢れる。
「ああ、もうすっかりママだな」
「あっ、んっ♡ さいきんパッドがないと、濡れて大変なんです♡ ふっ、んあっ、はあああっ♡ おっぱい気持ちいいっ♡」
俺は駄目な母親だから、武骨な指で揉みしだかれるともうそれだけでけつまんこを濡らしてしまう。
「全く、こんなんで赤ん坊にミルクやれんのか? 感じまくりじゃねえか」
「言わないで♡ 言わないでくださいっ♡ あ゛、んはあああっ♡」
きゅうううう! と一際強くつねられるともうだめで、俺は絶頂した。ぷし、ぷし、と潮をふくクリチンポは力なくくたりとしている。
どん、と腹の中の子が俺を蹴る。まるではしたないメスだととがめられている気分だった。
「はやく産まれないすかね」
「だれの子が楽しみだぜ」
十四と空却くんが笑う。俺もはやく赤ん坊の顔が見たい、と口許をゆるませた。
おわり
あとがき
お題ばこからのリクエスト 孕ませ臨月ファックは夢でした