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​ストロベリー・シガー・キッス

​​(左独 R18 たばこ キスハメ)

「たばこ辞めたら、って俺言っただろ左馬刻くん」
 事務所のソファで左馬刻が一服していると、シャワーからあがってきた独歩が嫌そうな顔をしてたばこの箱を取り上げた。
「ア? ナマ言ってんじゃねえ。俺様に指図するなんてずいぶんとえらくなったもんだなあ。独歩さんよ」
「いや、そういうわけじゃないが。健康に悪いだろ。何本吸う気だよ、ヘビースモーカーって言っても限度があるだろ」
 うるせえ、と左馬刻は独歩からたばこの箱を奪い返すと、また一本シガーを取って火をつけた。カシャン、とジッポのフタを振って戻す左馬刻を、独歩は恨みがましそうな目で見つめた。
「……んだよ、てめえたばこ嫌いだったのか? サラリーマンは健康第一、たばこも酒もいたしませんってか」
「嫌いってほどじゃないが……。あんま好きじゃないし、っていうか身体に悪いだろ」
「フーン」
 肺がんとか危険があるだろ、君もまだ若いんだし健康には気をつかうべきだ、とくどくどと説教くさいアラサー男にカチンときた左馬刻は、荒々しくたばこの火を灰皿に押しつけて消すと、そのストライプのシャツの胸元を強く引っ張ってまだ苦みののこる口で独歩のそれを塞いだ。
「ん、ちょっと、さまと、き、くんっ! ……ん、ふあ、ちょっと、にがっ」
「るっせ、だーってろ」
「ふ、ちゅ……、ん、ん~~~~~♡ やら、んちゅ、やめ、ふあっ♡ 駄目っ、駄目ですっ♡ しょんな、きすっ♡ んむっ♡ はげし……っ、んちゅっ♡ にがっ、にがいのっ♡ おれタバコ嫌いって、嫌いっていったじゃないですかぁっ……♡」
 舌をからめ、上顎のざりざりしたところをなめ、口内を激しく蹂躙すると、どう見ても嫌いって顔じゃない蕩けた顔をさらして独歩は体をガチガチに固めた。
「なんだよ、好きなんじゃねえか」
「すき、じゃないっ♡ あーーっ……♡ きすやめてっ、やめろっ♡ 溶けるっ♡ んーっ、ん゛~~~~~っ♡」
 好きじゃない、好きじゃないと嫌々するくせに全然力入っていない手は縋るように左馬刻のアロハに添えられていて。気を良くした左馬刻がもう一度深くキスをすればくたくたになった独歩は自分から舌絡めてうっとりとその口づけを享受するものだから、左馬刻はその体を抱きすくめてベッドへともつれ込んだ。
「まって、左馬刻くんっ! 左馬刻っ……」
「待てるわけねえだろうが」
 待ってやめてとうるさい独歩のスラックスを下ろすと、左馬刻はローションの入った準備万端の後ろをぬちゃぬちゃとかき混ぜた。風呂上がりなのにいつも通りのサラリーマンの服装をさせるのは左馬刻の趣味だ。そっちのほうが、シャバの男を犯しているようでどうしようもなく興奮する。
「あっ、あ~~♡ んぐっ、やだ、やだってば♡」
「なーにが駄目だよ。セックスするために準備したんだろうが」
 ぐりぐりと長い指で買って知ったる独歩のイイトコロを押しつぶしてやると、あられもない声を上げてよがった。びくびくと震える体を押さえつけるように覆い被さり、また左馬刻は苦さの残る口でキスをする。
「んちゅ、うあ、やだぁ♡ キスやめっ♡ やめ、ふうっ、ん、ふっ♡」
 べろを絡めながら、勃起した自身を左馬刻がひくつく独歩のアナルに当てると、そこはちゅむちゅむとうれしそうに旦那のちんぽをはんだ。
 挿入される、と分かった独歩は今までより激しく抵抗し、どうにか逃げようと腰を引くがどろどろに溶けたからだはまったく言うことを聞かない。そのまま左馬刻に寝バックの姿勢でのしかかられて完全に身動きがとれなくなり、独歩は泣きそうな顔で振り向いてやめてほしいと懇願した。
「だめだめだめっ♡ いまだめですっ♡ さまときくん、挿れるのやめて♡ ほんとにほんとに駄目になるからぁっ♡」
「駄目に、なっちまえよ。オラッ!」
 ばちゅん! と勢いよく挿入され、独歩は身も世もないというふうにびくびく! と今日一番に体を痙攣させて精液を前から放出した。
「あ゛~~~~~~~♡ ひ、ひっ、むり、これ無理だからっ♡」
「お前な、キスされたくらいでこんなトロトロになって、チンポ煽り顔見せやがって」
「はひ、は、あっ♡ あっ、ふうっ♡」
「どこでもそんなんやってたらすぐにハメ穴にされちまうぞ。俺様以外のチンポ収めてぇのか?」
「はへっ♡  へあっ、はっ♡ はあっ♡」
「犬みたいな声だなあ、独歩さん」  
「すみません、すみません♡ おっ、おうっ、あひっ♡」
 ぐちゅ! ずちゅ! と淫らな音を立てながら奥にぐりぐりと押しつけるように腰をふりたくられ、独歩は馬鹿な雌犬のように舌をだしてよがり狂う。左馬刻が罵るたび、きゅうきゅうと雌穴は感じ入って媚びるように陰茎を締め付けた。
「こんな、キスだけでなるもんかね。おい、どうなんだ。観音坂独歩さん、よっ!」
「ああああっ♡ しゅみませ、はあっ♡ ほんとは♡ さまときくんのたばこの匂いだけで♡ ハメてもらうの期待しちゃってましたぁ♡ にっがいキスされると、セックスされるの期待しちゃうから、おちんぽほしくなるから♡ 嫌いなんですっ♡ たばこ、嫌いっ、嫌いっ♡」
「ふうん、そうか、じゃあもっとキスしてやんよ」
「んっ♡ んんん~~~~~ッ♡ ~~~~~~~ッ♡」
 きらい、きらいと言いながら媚肉でチンポを抱きしめてくる素直じゃない独歩に、左馬刻は笑って、腰を激しく動かしながら再度よだれでべちゃべちゃになったその口に激しい口づけを送る。
 弱いところをごりごりとえぐられながらキスをされ、独歩は今日二度目の射精をした。身をくねらせ、射精の余韻に浸る独歩に、むらむらと射精欲が高まった左馬刻は独歩が言ったばかりだというのにキスハメを継続する。 
「んにゅっ  はうっ  ふあっ!?」
「ん、バカメスが。俺がまだ射精してねえのに、二回もイキやがって」
「あっ、んっや、ぁっ♡♡ まって、まっ♡ あっ、らめっ、らめっ、らめぇえっ♡♡
おくしゅご、しゅごいっ♡ さまときくんのおちんぽにごんごんされてっ♡ 壊れちゃうっ、壊れちゃいます♡」
「壊れたらいいだろ、奥さっさと開けっつの、ほら、孕め、俺様のチンポ子宮に入れて孕めっ!」
 ごん、ごんと結腸の弁をレイプされるみたいに殴られ、独歩は目を白黒させながら左馬刻の口づけをねだる。応じてやればうれしそうに左馬刻の唾液までをごくごくと飲み干して、うっとりとメス顔をさらした。
「はいっ、孕むっ♡ 孕むからっ♡ 俺、さまときくんのっ、お嫁さんになるから♡
孕み袋にしてくださいっ♡」 
「はいはい、ほら、出すぞしっかり孕め! いいか!」
「子宮もう準備できた♡ 出して、キスしながら出してっ♡ んちゅ、ふ、んんっ、ふ、ん~~~~~~♡」
 びゅるるる! と熱いほとばしりが独歩の胎内にぶちまけられる。そのままこすりつけるように二三度うごかすと、左馬刻はずるりと陰茎を抜いた。 
「はあ、はあ……♡ これ絶対、絶対着床したぁ……っ♡ 出来ちゃったからっ、せきに、あっ、責任とれよっ♡」
 独歩は穴から精液をこぷこぷと垂れ流しながら、くたぁとベッドに転がる。責任をとれ、というので、意地悪い左馬刻はナンの責任か言えるよなぁ、と煽れば、独歩はうつろな目で口を開いた。
「タバコの匂いかいで発情するメスにしたせきにん♡ さまときくんのせいっ、せいで♡ はあっ、どこでもセックスしたくなって大変なんだぞ♡ こないだなんか喫煙所の前通っただけでっ♡ 子宮おりてむずむずしてっ♡ 受精準備しちゃったんだからなっ♡ いつでもどこでも、たばこのけむり嗅ぐだけで、準備オッケーのハメ穴になるんだぞ。こんなの、もう人権侵害だろ……♡」
 はあはあと荒く息をしながら、そう吐露する独歩に、また左馬刻の陰茎は堅くなりぐんと反り返る。こんな淫らな恋人があっていいものだろうか、左馬刻は欲情を隠しきれない顔で「とんだ変態だなあ」と独歩にささやいてまたその熟れた尻に自身を埋め込んだ。
「らめっ♡ やっやぁ♡ いくっ、や、ぁ゛またいっちゃ、んぅぅぅうう゛♡」
「ハメただけでイクやつがあるかよっ」
「すみません、すみません♡ だって、俺もうバカメスなんですっ♡ さまときくんのせいでっ……♡ タバコの匂いかいただけで交尾したくなるざこまんこになったんだから♡」
「冗談じゃねえぞ、他人のたばこ嗅いだだけでそんなんなってたら、あんたすぐレイプされちまうぞ。喫煙室で大乱交おっぱじめる気かよ、独歩さん」
「あ……♡ やだあ、左馬刻くんのちんぽじゃないとやだっ♡ レイプされるのは左馬刻くんがいい♡ 左馬刻くんっ! きす♡ きすして♡ にっがいキスして分からせて♡ 俺が左馬刻くんの匂いでしか発情しないように、レイプされないように分からせて♡」
 さきほどまで嫌煙家の顔をしていたのが嘘のように、苦いたばこの味をもとめて左馬刻にキスをねだる独歩。左馬刻がまたハメながら激しく口づけてやると、独歩は絶頂の準備を始めた。
「すきっ、すき♡ さまときくん好きだから♡ イッて、俺のなかでイッて♡ 俺のなか、ザーメンでいっぱいにして♡」
「いいぜ、ほら、イクぞ。しっかり飲め!」
「はい♡ 孕んで左馬刻くんのお嫁さんになります♡ なるっ♡ ん、ちゅうっ♡ ん、んん~~~~~~っ♡」
 ばつん、と一際つよく左馬刻が腰を律動させると、独歩は背中をぐぐとそらしてよがり、射精せずにメスイキした。ぎゅううう、と痛いほどになかが収縮し、左馬刻も二度目の射精を迎える。
 しばらくグチャグチャの顔で痙攣していた独歩だったが、ばたりと倒れると、そのまま気をやってしまった。その顔を見て左馬刻は満足し、隣でそのまま眠った。

 

おわり

 

 


あとがき
 リクエストでした。ただのエロですまない

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