プロジェクトはぽしゃった
魔法少女ネタ銃独
(ゴミのようなあらすじ 独歩に魔法少女になって欲しいと営業された入間さんは断るモノの、無理矢理契約されてしまう。しかし独歩の思惑とは裏腹に、入間さんはふたなり魔法少女に変化していた! えっちは女体化ふたなりいるまさん×どっぽちんです。いろいろすいません。)
「入間さん、お願いします!」
「嫌です」
「いや、そこをなんとか......。こう、お願いしますよお!」
観音坂独歩はヨコハマの入間銃兎の家に訪れると、開口一番「弊社と契約して魔法少女になってください!」と頭を下げた。銃兎は意味がわからず、反射的に拒否したが、独歩は引き下がらず魔法少女がどうのと大声で言うものだから、折れた銃兎は家に引き入れた。近隣住民に聞かれたらたまったものではない。
「ボキャブラリー少なくねえか? ほんとに営業かよ」
「もう佐藤さんにも逃げられて、代打がいないんです!」
銃兎の家のソファに座り、独歩は机に資料を出して独歩は自分のつとめる会社が医療機器のほかに新しく魔法少女斡旋事業をはじめたのだと言った。そのチームリーダーに選ばれたらしいが、どうも成績が芳しくないらしい。
「逃げられる業務内容なのが悪いんじゃないんですか。給与上げるとか」
「だって魔法少女が完全歩合制だったらまずいじゃないですか」
「なにがだよ」
「イメージ的に。かわいくない」
「んなこと言ったら29歳男性警官の俺が魔法少女っていうのがイメージ悪りぃだろうが。ああ?」
「ひっ。いや、でも、返信したら俺のパワーでみんなロリっ娘になるので! まんがタイムきららの作画になるんで!」
独歩の意味不明な主張に銃兎がすごむと、おろおろとしながら「美少女になれるんです」と繰り返した。なりたくないですか? と独歩はすがるように聞くが、銃兎は別に性転換願望はない。「困るんだよそれが! 貴方がやればいいじゃないですか、魔法少女」
「俺の魔法は任意の相手を魔法少女にする魔法なので、だめなんですよ」
「ポンコツですね」
「うっさい。恵ちゃんも遙ちゃんもみんな悪墜ちしてもう後がないんですよお。このままでは魔法少女たちは中央区の勘解由小路無花果にやられてしまうんです......俺たち株式会社マジックアカデミーも倒産なんです......」
「なに中央政権にケンカ売ってるんですか。俺の職業わかってんのか?」
バックに政府がついている警察官に、国のナンバーツーに刃向かえと言っているのがわからないのか。というか会社の名前がダサい。そう銃兎は思った。
「入間さんは俺たちがみんな中央区の魔女たちのオナホにされたっていいっていうんですか! ああ......自販機で売られる肉オナホになるんだ......。女体化したうえに人形化してドール趣味のレズ魔女たちに飼われる一生を送るんだっ。かなしい......」
「エロ本の読み過ぎでは?」
「常識ですよ」
「どこの」
「変身ヒロイン界隈ですよ。後藤さん......セイント・テールも、西条さん......ブルーラグーンも......丸呑み調教で苗床化してしまったし......。俺は見てるしかできなかった......。二人が触手まみれになっているところを......」
独歩は鬱屈とした顔でしょげているが、とんでもないことを言っている。変身ヒロイン界隈といのは、そこまでひどいものなのか。ヒプノシスマイクを使ったラップバトルよりだいぶひどい。銃兎は後藤と西条という魔法少女にひどく同情した。情深いのだ。
「萬屋ヤマダさん協賛で、結構頑張ってるんですけど。あんまり成績が芳しくなくて」
「あいつらかよ」
「マジックステッキの設定とか、コスチュームとかちゃんと考えてくれるんです。業務委託してて。入間さんのも考えてあるんですよ。ラビット・バレットちゃん」
「やめてください」
「ミニスカポリスのバトルコスチューム、もう完成してます」
「やめろっつてんだろうが」
「そこをなんとか~~~~変身するとうさ耳はえるんですよお~~~~。弊社の特殊な技術で~~~~」
ミニスカポリスのコスプレをしたロリ娘の自分を想像しかけ、銃兎はう、と吐きそうになった。ラビットバレットってなんだ。
「なんのアピールポイントにもなってませんよ。とにかく、私はやりません」
「『神宮寺寂雷先生、お世話になっております。被験者確保の件ですが、ターゲット1、交渉失敗です。TSヒロインは結構需要ありそうだったのに残念です。もしよろしければ、先生の方から精神干渉後、洗脳調教していただいて、それから弊社の方で魔法少女化するということも可能ですが、いかがでしょうか。ご検討よろしくお願いします。株式会社マジックアカデミー 営業部観音坂独歩』っと」
「ビジネスメールを声に出して打つヤツがいるか! 悪の組織明らかにてめえらじゃねえかなに勝手に洗脳調教なんていってるんですか」
ぴしゃり、と銃兎が断ると、独歩は渋々といった風に携帯電話でメールを打ち始めた。洗脳調教、というおぞましい言葉に銃兎は身を震わせた。なんてことをやっているのだ神宮寺寂雷。反射的に独歩から携帯電話を無理矢理奪い取る。
「ぎゃいん! すいません、すいません。でも定番なんですよお」
「なんの定番なんですか」
「変身ヒロイン界隈の」
「最悪ですね」
にらみつけても、なぜか今日の独歩はひるむ様子がない。別人ではないか、と感じられるくらいだ。
「あ~~~~このままじゃあ俺一件も契約とれないで帰る羽目になるんですよ......。この業界人手不足なんですよ入間さん。そうだ、魔法を使って麻薬を根絶しませんか」
「今の話聞いてだれが希望持てるって言うんだよ」
「だって変身ヒロインは悪の組織に負けてエッチな目に遭うのが定番なんですよ」
「変身ヒロイン界隈の」
「はい。分かってくださって嬉しいです。あ、これ契約書なんですけど」
「契約しませんよ。なんで妙なところで前向きなんだよ」
「しないんですか!? この流れで!?」
びりびりと破られた契約書に、独歩は目を見開いて驚く。しないんですか、ではない。この説明でしたいという人類がいるものなら教えてほしいものだ。
「しねえよ」
「はあ......じゃあ、入間さんはトクベツにこっちの仕事を斡旋するので、こちらで......」
「なになに。『あなたも悪の組織の幹部になろう! 悪の女幹部へのお誘い』両方斡旋してんじゃねえよ!」
「ひっ! だから人手不足だって言ったじゃないですか......。闘う悪がいないと魔法少女も商売あがったりなんです......。そっちは政府の方からの斡旋事業なんで、魔法少女より給料いいですよ」
「帰ってください」
「くそ、こうなったら! ヒプノシスマイク機動! 変異魔法チグリジア、魔方陣展開! 対象と契約、魔法少女にいいいいいッ!!!!」
「聞いたこともねえマイクの使い方すんな!!!! くそっ、なんっ、だ、これーーーーー!!」
ブオン、といつものマイク起動音が響き、独歩のスピーカーが銃兎の部屋に出現した。ラップでもないただのシャウトを受けると同時に、スピーカーのモニタがピンク色に光り輝く。銃兎はあまりのまぶしさにめがくらみ、そして、気を失った。
・・
そして今。銃兎は完全にキレていた。もうこれ以上ないってくらいこの目の前の生意気なサラリーマンを徹底的にいたぶって、それから豚箱にぶちこんでしまいたかった。
「っ、ふうっ、ぐうっ......! やだああ! やめろぉッ!」
魔法少女の怪力に、抵抗もできずに地面に押さえつけられる独歩は、ほとんど半泣きでわめいていた。ミニスカポリス・ラビットバレットこと入間銃兎は、その背中を冷ややかに見下ろす。
「よくもやってくれましたね......」
怒れる魔法少女と化した彼の股間には、勃起したペニスが立派に存在を主張していた。
「そんなの聞いてない、そんなの聞いてない! ふたなりなんてずるいじゃないですかあ~~~~!」
「観音坂さん、なにか言い訳でも?」
「入間さんはロリっ娘魔法少女になって触手姦のすえ、悪堕ちしてダークラビットになる予定だったんですよ......。俺の企画案では......」
「へーえ。じゃあ全部これは貴方の企画だったと」
「やめろばか! 押しつけないでください! やだあ、どうして俺がこんな目に......」
「それを言いたいのは俺なんだよ。顔赤くして発情しやがって変態」
「へ、変態じゃないです! これが俺の仕事なんです! ばか! ケツもむな!」
全力で暴れる独歩だったが、背中を押さえつける銃兎の白魚のような手は圧倒的な力で独歩を地面に縫い止めた。余った手でスラックスごしに尻をもまれ、そこにギンギンに勃起したペニスを当てられるとあまりの恐怖に独歩は震えた。
「い、入間さん。冷静になってください。俺ですよ? 俺......男を犯したってなにも得なんかしません!」
「ですがね、これを収めないことにはどうしようもないというか、目の前の男を犯せとさっきから本能が」
「ああ......定番......」
「定番なんですか」
「ふたなり変身ヒロインの定番です......うっ......、こういうのはバディの魔法少女とやるもんなんですよ......なんで......。俺のせいか、失敗した俺の......」
「少なくともこれは貴方のせいなので責任とってくださいね」
銃兎は独歩のベルトを簡単に引きちぎると、スラックスとパンツを下ろした。
「やめ、やめろ! ほんとやめてください! ごめんなさい、ほんと調子に乗った俺が悪かったです! 本気でそれだけは勘弁してください......!」
「ふふ、はしたない格好になってしまいましたね」
「うう、やだあ。ころす、絶対あとでぶっころす! まっ、魔法少女は負けるのが定番なんだからな」
「はは、観音坂さん物騒ですねえ。でも、ゆるしてあげませんよ」
ほぼほぼ泣きながら悲鳴を上げる独歩に、銃兎の嗜虐心が激しくかき立てられる。ぐちゃぐちゃにしてやりたい、という欲望が、ペニスを更におおきくした。
「ひっ、やだ......おんなやくはやだ......」
「今更ですよ。ほうら、私の先走りで、びしょびしょです」
アナルにすりつけられる剛直が、独歩の尻をぬらす。銃兎はずりずりと尻タブでペニスをじらすようにこき、独歩のことなどお構いナシにいきなりずぶりと長大なそれを腹の中に挿入した。
「ひ、ひぎいっ!」
成人男性をはるかに上回るふたなりペニスに、貫かれ、独歩は無様ななきごえをあげた。
「あっ、ああっ! なんで、痛いはずなのにっ。いたいはずなのに~~~~ッ。だめっ、やだ、そこぞりぞりってしないでくださッ」
「ここ、気持ちいいですか? 前立腺ですよ。たぶん」
銃兎は楽しげに、独歩の腰をつかんでパンパンと強くピストンをする。この姿になってから、射精したくてしたくて、この目の前の男をはらませたくてたまらないのだ。
「ほんっと、しゃれにならんっ! やめて、やめろお」
「言葉遣いがなっていませんよ」
「あひッ!?」
腰にさがっていた警棒の形をしたステッキで、独歩の尻をパンとたたくと、面白いくらいにナカがしまった。さてはこいつマゾだな、と銃兎は薄笑いを浮かべる。
「うっ、ひ、すみませんっ。俺が悪かったので、ほんとに、ゆるして......」
「声、かわいくなってきてますよ。私のこれがいいんですか」
「よくない! よくないい! あっ、やっ、あああ......ぃッ!」
ぶんぶんと首を振っても、勃起した陰茎はごまかせない。たしかに、独歩は銃兎に掘られて感じているのだ。
「うそはよくないですよ。こんないたいけな少女のメスちんぽにすきなようにされるのがお好みだったなんて、あなた変態ですねえ、ほうら。イッてごらんなさい!」
「あっ、あ、あ、やだ、イキたくない! こんなのいやだ、いるまさ、たすけ、ッ、~~~~~~~!!!!!!」
独歩は激しく腰をくねらせ、声もなく絶頂した。ふたなりチンポに屈服した瞬間だった。ぎゅううと、媚びるように締め付けるアナル壁に、銃兎も射精をする。
「くううっ、なんだこっ、れ。男の時よりでやがる......!」
ふたなりチンポからの尋常でないほどの射精感に、銃兎もあどけない顔を紅潮させてふるえた。だしたと思えば、またパンパンにふくれあがるそれに、恐怖を覚えるほどだ。
「クソ、腰とまんねえ。おい、これどうやったらもどれるんだ」
「はへえっ、しゅごい......! いるまさんのふたなりちんぽきもちいいですっ。お゛っ、もうケツ穴すれるのたまんないっ。もっと奥ぐりぐりしてっ」
「聞いてねえっ。うっ、またイくっ!」
「はああっ、んほあああっ!?!? そこすきっ、もっとくださいっ」
「ここですか観音坂さんっ、こんなとこ責められて感じてんのかよこのマゾが!」
「んお゛っ、~~~~~ッ!!!! あっ、いくっ! またイっちゃいます! 男なのにいっ、おんなのこのいるまさんにめちゃくちゃにされてっ、気持ちいいっ」
独歩のその言葉と、銃兎が射精するのはほぼ同じだった
・・
「それで、独歩ちん。あたらしい部署どうなの?」
洗濯物をたたみながら、一二三が言った。独歩は、用意された夕飯を食べながら「まあ、うまくはいってないこともない」とかえす。
「ふうん。まあよかったじゃん。チームリーダーなんだろ。もしかしたら、課長よりえらくなったりして」
「はは。だったらいいけどな。企画自体が新しいから、あまりよくわからん」
「マホーショージョってやつでしょ。結局どうなん。独歩的に」
「まあ、いろいろ案出してみたんだが。一個良い案があって。今度プレゼンなんだ」
そう言って、独歩は目の前の書類に目を落とした。そこには、『苗床による魔法少女増産計画』と書かれていた。
「うまくいくといいね」
「ああ。結構定番だから、いけるとは思う」
「へえ」
独歩は薄ら笑いをうかべ、腹のあたりをさすった。
あとがき
もう謝ることしかみつからない