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そこにいて、離れないで

(ランヴェ 先天性女体化百合 エロ詐欺 ランスロットのようすがおかしい 先天性のため一人称変化あり 性癖の問題で双頭ディルドも男根もなし。貝合せのみ。みさくらまではいかないけど淫語がすごい。よんきしみんな女の子です。レズセックスが書きたかっただけ 相変わらず書いてる人の睡眠時間とあたまの出来がやばいし注意書きなにかいていいかわかんない)

「おい、ランスロット。なにをしている? 私は駄犬に用があるんだが」
 パーシヴァルがヴェインの部屋に来ると、部屋の主はおらず、綺麗に片付いた部屋にランスロットが一人立っていた。
「ああ、パーシヴァルか。いや、ヴェインに見合いの話が来たって部下が言うから、見に来たんだ」
 ランスロットは、パーシヴァルを見もせずにいった。少女めいた外見に似合わず、物怖じしない豪胆さが彼女にはある。女だてらに白竜騎士団の団長を務めているのだから、当たり前かもしれないが。
「見に来たって、駄犬はどこだ」
「今の時間なら買い出しに行っているな。それで、仕事が一段落ついたから、私はヴェインを待っているってこと」
「ふん。そういうことか。それで、相手は?」
 パーシヴァルが長い赤髪をかきあげながら、ランスロットに聞く。彼女は、それを聞くなり、手に持っていた見合い写真をびりびりにやぶった。
「おい、お前!」
「どうせ見る価値もない相手だからいいんだよ」
「いい、って。価値を決めるのはお前じゃないだろう。ヴェインだ......」
「パーシヴァル」
 ランスロットはパーシヴァルの発言を遮って、私とヴェインの関係を知らないわけじゃないだろ、とぱっちりとした目を細めて言った。
「私にはヴェインが必要だし、ヴェインもそうだ。男なんて、今更いらないだろ。それにヴェインは私を信頼しているし、私もヴェインを信頼してる。だから、私が写真をやぶったくらい、私たちにとってはどうってことないことだよ」
 そう続けるランスロットに、パーシヴァルはいらだちを覚える。それだって、ほんとうなのか分かりやしない。パーシヴァルが同性愛に偏見があるわけではない。この空の下では、同性のカップルもごくごく普通にあることだ。
 パーシヴァルがいらだっているのはそこではなく、ヴェインの選択権を真っ先に潰していくランスロットの姑息なところに対してだった。ヴェインが自分の意志で縁談を蹴るのはともかく、それが予想できたとしても、先手を打って潰すのは道理に反している、とパーシヴァルは憤慨した。
「母上の言葉を聞かせてやる。〝未熟なひとは、必要だから愛していると言う。でも、それは間違い。愛しているから、必要といえるのが本当の愛だ。〟母上は小さい私にいった。そういう大人になりなさいと。お前は、ほんとうに後者か?」
「そうとも、パーシヴァル。お前は人をこころの底からすきになったことがないから、わからないだけさ」
 パーシヴァルの問いに、ランスロットは綺麗な微笑を浮かべて応えた。笑っているのに冷たさを感じる表情にパーシヴァルは何も言えなくなって、「急を要する要件ではないから、また明日同じ時間に来ると駄犬に伝えておけ」と言い置いて部屋を出た。

・・


 ヴェインが騎士団のむさくるしい団員たちとわいわい食卓を囲んで部屋に帰ると、ランスロットがソファに座って待っていた。
「ランちゃん。ただいま!」
「お帰り、ヴェイン」
 ヴェインは満面の笑みで、ランスロットに駆け寄ると、ソファのとなりに座った。
「ランちゃん、今日もお仕事おつかれさま~」
「ああ、お疲れ様」
「はあ、あたしも疲れたなあ。だって、ジークフリートさん、容赦ないんだもん」
 お風呂も入ったしちょっと休憩~、とヴェインはオレンジの開襟シャツとズボンという武装を解除した格好で仰向けに横たわる。ランスロットの膝の上に頭を載せて、ランちゃんの顔が見える、なんて言ってへらりと笑うものだから、ランスロットはヴェインの短いひよこ頭をわしゃわしゃと撫でて、それから、前髪を上げて額にくちづけを落とした。
「はは、ランちゃんったら、大胆~。お誘いですか? でも、あたしもう眠いしなあ」
 ヴェインはけらけらとおかしそうに言う。いやに陽気だ。遠征帰りの部下がいると、大概ヴェインは宴会のような食事を作って、それをみんなで囲んで帰ってくる。それでエールでも飲んできたんだろう、とランスロットは見当をつけた。
「嫌か?」
 そう聞くと、ヴェインはしどろもどろになって「い、嫌じゃないけど。でもさあ、こう、タイミングってあるだろ? あたし、酒臭いし、途中でねちゃうかもだし......」と答える。その姿がかわいらしくて、ランスロットは腹の辺りが熱くなる。
「今がそのタイミングってやつなんだぞ。ヴェイン」
 ランスロットが言うと、ヴェインはしばしためらって、ベッドの上ならいいよ、と小さい声で言った。


・・


 二人でベッドの上に転んで、向かい合う。
「なんか、このまま寝ちゃいそうだなあ」
 ヴェインはくあ、とあくびをして、そんなことを言う。ランスロットは、そんなのんきなヴェインの桜色の唇に、ランスロットは待ちきれなかったという風に己の唇を重ねる。同時に、ぬるりとした舌を滑り込ませる。ヴェインは口を開けてそれを受け入れた。
「ふ、あ......、んん、んっ」
「ん、ふぁ、あ、ん......」
 舌をからめ、口内をむさぼりあうなか、二人の唾液がくちゅくちゅと混ざる音がだんだんと大きくなる。ヴェインは、ぐちゅりと粘った音を聞きながら、とろんと溶けた表情をしていた。ランスロットも、ヴェインの風呂上がりの石けんの匂いと、二人の間に響くいやらしい音に酔って、夢中になってキスをした。
 もっと、気持ちよくなりたい、もっとかわいい顔が見たい。ランスロットはそう思いながら、あおむけになったヴェインのたわわな乳房に手をそえた。
「ま、らんちゃ、んむっ!」
 いきなり胸をもまれて、ヴェインは口を離したが、すぐにランスロットによって塞がれた。
パン種をこねるように、ランスロットが手を動かすと、ブラジャーに乳首がこすれてヴェインがキスも出来ず「ああ、あっ」と声を上げる。今までさんざいじめられて敏感になっているそこは、触られるだけでぷっくりと乳輪がふくれて先っぽは立ち上がるようになってしまっていた。
「らんちゃん......、らんちゃ、あっ、やだって、それえ」
「すまない。直接がいいよな」
「や、ちょ、そうじゃなああっ」
 ランスロットは、ヴェインのオレンジのシャツをべろんとまくり上げる。ぶるんとヴェインのブラジャーに包まれた乳房があらわになる。
「かわいい。今日は青なのか? よく似合ってる」
「あたしだって、その、かわいいのとか、着るってば」
 地味なの着てランちゃんにゲンメツされたくないし、と言うヴェインに、ランスロットはまた軽くキスをする。フロントホックを外すと、ランスロットはヴェインの胸に顔をうずめた。
「あ~、ヴェインのおっぱいは気持ちが良い」
「ランちゃん、ほんと、あたしのおっぱい、好きだよな。そんなに気持ちいい?」
「うん。すごく。......で、お前はおっぱいをいじめられるのが好きだろ?」
「ば、ばか! ばか、んきゃうっ!」
 いたずらっぽい表情を見せて、ランスロットが右手でヴェインの乳首をぐりんとわざとらしく強くつまむと、いきなりのしびれるような快感に、ヴェインは高い声を上げてよがった。
「とくに先っぽな」
「そこ、あんまりさわるの、だめ、んっ、だって......」
 だめ、と言うわりには目がもっと、と言っている。開発されつくしたヴェインのからだは、こんな刺激じゃ満足しないのだろう。もどかしそうに内ももを擦るヴェインを見て、ランスロットはかぷりと左の胸を食べた。
「んきゅっ、だからだめ、ってえっ! んあっ」
 ヴェインはベッドのシーツをひっかいて、背中をぞくぞくとかけのぼる電撃に身もだえた。気持ちが良い。ランスロットが胸を吸ったり、かりかりと爪でひっかいたりするたびに恥裂がうずいて、熱い淫液がじわりと下着をぬらした。
 それを知ってか知らずか、ランスロットは乳首をくわえたまま、目だけで笑うと、ヴェインの下半身に指を這わせた。
「ふえっ、やだ、一度は絶対無理! 無理だってえ! ......ああっ、ランちゃんっ、らんちゃ、お願いだからあ」
 涙目になって懇願するヴェインの言葉を無視して、ランスロットはズボンの中に手を突っ込んで、下着に隠されたヴェインのふっくらした肉厚な土手をむにむにと触った。それから、濡れた割れ目に指を差し入れて肉壁をかきわけ、男を知らない膣口をくりくりと指の腹で撫でた。
「く、んんん! あ、あっ! やらって、いってるのにい」
 そのたびに、ヴェインの膣からは密があふれて、ぐちゃぐちゃと音がした。それが恥ずかしいのか、はあはあと息を吐きながら、やだ、やだと首を振った。
 もっとにしか聞こえないそれに気をよくして、ランスロットは胸を攻め、同時に股間もかき回す。そのころにはヴェインの陰核は固く大きくふくれていた。
「ヴェイン、もうこんなに濡れ濡れになって、クリ勃起させて、ほんとにやらしいな」
「らんちゃ、恥ずかしいからっ、そういうの言わなくて......きゃうん!」
 急に陰核をつままれ、犬の鳴き声のような悲鳴を出すと、ヴェインは涙とよだれで顔をぐちゃぐちゃにして、ひどい、と言った。いやだ、ひどい、と言う割に、表情はうっとりとし、心臓はどくどくと高鳴っていた。
「まって、ほんとらんちゃ、まって、こんな、おれだけっ、はずかしいことなって、こーふんしてるへんたいみたいなのやだからあっ」
 幼いときによく使っていた一人称を出して、ヴェインは子どものようにぐすぐすと泣いた。いっしょがいい、いっしょにして、とねだるいたいけなヴェインに、ランスロットもすぐにズボンと下着をずらし脱いで放り投げた。ランスロットの恥部からも、ぽたぽたと淫液が落ちて、ベッドのシーツを汚した。
「ほら、俺も、すっごく濡れてるだろ。ヴェインがあんまりにエロいから」
 ヴェインにあわせて、子どもだったころの一人称にランスロットも戻した。あのころは、男女の差なんてなかったから。ずっと二人ともそうだった。
「らんちゃんも、コーフンしてる......」
 ヴェインは、ゆるゆると起き上がると自分のズボンに手をかけて、それを脱ぎさった。そして、ぎゅうとランスロットを抱きしめた。胸どうしが潰れて擦れ合い、お互い情けない声を出した。
「なあ、らんちゃん、おれといっしょに、気持ちよくなって」
 おねがい、と言われるやいなや、ランスロットはヴェインを押し倒し、片足を持ち上げると、お互いの秘部をひたりとくっつけた。
「うごくぞ、ヴェイン」
「うんっ、うんっ、にゃぁぁっ! はあっ、しゅき、おれすきっ。ランちゃんとつながってるみたいでえっ」
「ふぁっ、俺も、好きだっ、ヴェインっ。あふっ、すごい、当たるっ」
 ランスロットが腰を動かすたびに、二人の秘部の間からはびちゃびちゃと愛液が飛び散った。体がしびれて、頭もよく働かない。ただ、お互いがつながっているということに対する幸福感と陶酔があった。
「ひゃめ、ああっ、ほんとに、もう、ばかになるっ! ひっ、すごいのくるっ、きちゃうっ!」
「ヴェイン、ヴェインッ! 俺もイくっ、......ああっ! ひっ」
 がくがくと体を震わせて、二人は同時に絶頂を迎えた。激しく達した体でなおも抱き合い、二人はくちづけを交わした。
「あ、はあ......あ......」
「はあ、は、ヴェイン......」
 二人はベッドに転がると、しばらく絶頂の余韻にふけった。多幸感に包まれ、体のしびれが消えると、二人は向かい合って笑った。
「ランちゃん、ホントに今日は激しかったなあ。ランちゃんとじゃないと、えっちなことできなくなりそう」
 ヴェインが言うと、ランスロットは「ヴェインがかわいいのがわるい」と返した。
 ふと、見合い写真の男が思い出される。
「ヴェイン、私のこと、好きか?」
「ああ、なんてったって、幼なじみ兼親友兼相棒だぜ。好きに決まってる」
「ずっと一緒にいてくれよ」
「うん。ずっとあたしとランちゃんは一緒だ。あたしとランちゃんが二人いれば、なんだって乗り越えられるさ」
 純粋に、悪気なくヴェインが放った言葉が、ランスロットに突き刺さる。パーシヴァルの、軽蔑するような視線と言葉が頭に響いて、すぐにランスロットはそのやかましいボイスレコーダーの電源を切った。
 ああ、頼むから、そのままずっとだまされて〝俺のヴェイン〟でいてくれよ、とランスロットは内心思った。

 


すまんかった

 改変して引用
 エーリッヒフロム:未成熟な愛は『あなたが必要だから、あなたを愛する』と言い、成熟した愛は『あなたを愛しているから、あなたが必要だ』と言う。

 ほんとうにすまんかった。めちゃくちゃ反省している。毎日反省してんなこいつ。

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