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ぼくのヘルマプロドゥートス

(男ふたを書く約束をしたので書きました!!! グラヴェです。ヴェインくんが後天性男ふたなり。男ふたなり初めてなんでゆるしてください。二穴ぜめとかいろいろある。もう殺してくれ。)

その日、グランの部屋に、珍しく何も持たず一人でヴェインがやってきていた。
 フェードラッヘの白竜騎士団から見聞を深めるためと派遣されてきている彼は、持ち前の明るさと人なつこさで驚くほどこのグランサイファーによくなじんだ。扱う属性が違うため関わることの少ない相手も多かろうに、団長のグランと同じくらいに顔が広いのではないかと思わされるくらいだ。
 グランの部屋にやってくるときは大体新作の料理の味見だとか、ランスロットがいないが故の持て余した掃除欲を満たしに顔を見せに来ただとか、そういうことが多かったから、なんの用もなさげにやってくるのはそんなになかった。
 どうしたの、とグランがヴェインに聞くと、「ちょっと言いにくいんだけど聞いてくれるか」と深刻そうな顔で言うものだから、これはなにか大変なことが起こっているらしいと察したグランは、部屋の前に「寝ています。静かに」の札をかけて、ドアの鍵を閉めた。
 それで、どうしたの、ともう一度グランが聞くと、ヴェインはうう、だとか、ああ、だとからしくなく言いよどんで困ったように視線をさまよわせ、「やっぱ言って良いのか......、団長とはいえ未成年なのに......」としゃがみ込んでしまった。
 グランは、僕には言えないことなの、とすこしふてくされたような態度をとった。団長なのに?、と続けると、ヴェインは伏せていた顔を上げて、「そうだよなあ。グランは立派な団長だ」と返した。
「う~~~、相談できる相手もいねえしなあ......。なあ、グラン、ほんとに、いいのか。あの、引いたりしても大丈夫だから」
 そんなことない! とグランは間髪入れずにヴェインの言葉に反応する。なんせ、グランとヴェインは恋人同士である。まだ誰にも言ってはいないが、グランの告白にヴェインが応える形で成立した。
 グランの、僕と一緒にイスタルシアに行って欲しい、という数度にわたる決死の懇願は聞き届けられなかったが、根気負けしたヴェインが、グランを抱きしめてなだめるように言った、「帰ってくるのを騎士団でずっと待ってるから、武勇伝を聞かせてくれよな」という返事は実際のところ、好きだという返事と相違なかった。
「じゃ、じゃあちょっと、ベッドに行ってくれるか......?」
 ヴェインがためらいがちに言うと、グランはうんと頷いてそこに腰掛けた。ここに二人で並んでいると、なんだかスケベな気持ちになってしまうからどうしようもない。だって、ここで自分は恋人を何度か抱いたのだから、なんとなくそういう気分になってしまうのもしかたのないことだった。
「あの、その、言わなきゃいけねえことが、あるんだけど......」
 と、ヴェインはゆっくりと騎空艇内でするラフな格好のズボンを脱いだ。え、とグランが固まるも、現実は待ってちゃくれない。下履きまで脱いでしまうと、ヴェインは恥じらいながら萎えたペニスを根元から手でぐっと持ち上げた。
「これ、朝からこうなんだ。誰にも言えねえし......」
 そう言うヴェインの蟻の門渡りと呼ばれる部分に、あるはずのないクレバスが出来ていた。グランが驚いて凝視していると、ヴェインはさっとオレンジのシャツで前を隠して座り直した。
「昨日、キノコ狩りに行ってからこうなんだ。俺の苦手な土属性の魔物ばっかりだってグランは止めたけどさ、俺、採集とか山登りとか好きだからついて行ったろ。胞子とかいっぱい浴びたからかな、そしたら......ここに、」
 そこで言いよどむ。つまり、魔物のせいかなにかで、女の子のアレがヴェインに出来てしまった、ということだとグランは察し、カッと顔を真っ赤にする。そんな、ヴェインに、あれが......。
「クリアハーブもきかねえし、ランちゃんがいたらどうにかしてくれたかもだけど、さすがにフェードラッヘだしなあ」
 そこでグランはかちんときた。ランスロットには言うんだ、団長で恋人の僕を差し置いて、とじとりと睨むと、ヴェインはまずい、という顔をした。
 グランの前でランスロットの話は御法度だというのに、ヴェインはいつまでたっても学ばない。そりゃあ信頼できる大事な幼なじみなのだろうけれど、それは頭で分かっているけれども、グランの十代の若い部分が嫉妬という感情を噴出させるのを理性では抑えきれないのだ。
 ねえ、もっとよく見せてよ。僕だったら、なんとかできるかもしれないよ、とグランは言った。実際クリアハーブがきかないのだからそんなことはないのだが、据わった少年の目と、欲に濡れた声にヴェインはどうして逆らえようか。だって恋人なのだから。


・・


 見るよ、とグランが言うと、ヴェインはやけぱちなようすで、
「い、いいぜ。見ろよ、触ってもいいし、もう、なんか、減るモンじゃねえし!」
 とがばりといさぎよく股を開いた。どきどきと心臓が破裂しそうになりながらグランがそこをさわると、ぴっちりとした割れ目があり、しっとりと濡れていた。普段使うところとは大きく違う、むっちりとしたそれに、思わずグランはほう、とため息をつく。そのまま何も言わずに割れ目をくぱりと開くと、ピンクの肉ひだがあらわになった。
「ちょ、グランッ! ~~ひッ、うっ」
 ヴェインは突然のことに慌てるが、陰部が空気にさらされた快感と、割れ目の中を指でこすられたことで、その後の言葉は言葉にならなかった。
 初めて見る女性器に、グランは夢中になってそこをいじった。さわればさわるほどこぷこぷと愛液があふれて、すぐにグランの指はねとねとになった。
 感じてる? と聞くと、ヴェインは、「いちいち聞かないっ!」っと顔を真っ赤にして言った。ヴェインのペニスはすっかり立ち上がっていて、感じているのは目に見えて明らかだったからだ。
 気持ちいいんだ、と調子に乗って、グランは好奇心と下心のまま指を穴に挿入した。中は熱く、肉ひだが指をきゅうきゅうと締め付ける。女の人がどう感じるか、十五のグランには実際のところ詳しくは分からなかったが、ヴェインが感じているということはあふれる愛液と、ペニスからしたたる先走りでよく分かった。
「んひッ!?」
 グランの手が、女性器の上部に当たると、押し殺すようなあえぎしか出していなかったヴェインが急にあられもない声を出した。どうしたの、と聞くと、ヴェインは「上はダメだっ、な、わかったか」と前振りみたいなことを言うので、ああ、そこが気持ちの良いところなんだなとすっかり分かってしまって、上の小さな豆のような部分をきゅっとつまんでみる。
「んあッ、バッか! さわんなってっ!」
 でも、触るたびにすっごく締まるよ、とグランが訴えると、「実況しないっ!」と怒られてしまった。
「興味あるのはいいけどさ、あんまり触ってばっかも、その、生殺しでしんどいっていうか......。あ~~~~~俺何言ってんだ!?」
 ヴェインが頭を抱えると、グランは弾んだ声で、入れていいってこと、と聞いた。正直グランのペニスは今にも興奮で爆発しそうだったし、大好きなヴェインの処女を貰いたかったと常々思っていたからだ。(というのも、騎士団にはいろいろあるらしく、グランが出会ったときにはヴェインの後ろは非処女だった。そのことについて、ヴェインはあまり話したがらない。新兵にはいろいろあるんだよ、と気まずそうに言うだけだ)
「うん、いい。グラン、俺の処女、貰ってくれるか」
 その問いかけにもちろん、と返してグランはズボンの前をくつろげた。まだ十五の少年の、皮を被ったペニスを、ヴェインのそこにあてがうと、くちゅりといやらしい音がした。
 そのまま穴を探り当て腰を進めると、ヴェインのそこは喜ぶようにずるりと少年のペニスを飲み込んでしまった。
 ぜんぶはいったけど、大丈夫? と聞けば、ヴェインは「痛いのと、気持ちいいのが、いっしょに来る......ッ」と言った。実況してるのはどっちだか分からなくなってきて、グランも、すごい締め付けてきて、いきそう、とこたえた。
 そのまま腰を動かすと、ぱちゅ、ぱちゅ、といやらしい水音が部屋にこだました。
「あ、バカ、まだ入れたっぁ゛、ばっか! なのに、激っ! し......! ひっ、んうっ、あっ」
 ぐっと鍛えられた肉厚なふとももを引き寄せて、奥へ奥へと侵入すると、こつんとどん詰まりに当たった。たぶん、コレが。
「あっ、あ~~~~~ッ、そこ、やめっ、いてえからッ、う、ああッ」
 子宮を突かれ、ヴェインは顔をしかめてグランの肩をもって引き剥がそうとする。そこで感じるのは、はじめは難しいらしいとどこかで聞いた覚えがあって、ごめん、とグランは動きを止める。
 そして、ひとつのことを思いつき、ふとももから片手をはずす。それのゆくさきは、先ほどからひくひくと、こっちは使わないのかと言わんばかりに動いている尻穴だった。あふれた愛液が、ローションのような役割を果たしていて、快楽で緩んだ尻穴は、グランの指をいとも簡単に受け入れた。
「ふえっ!? ちょ、グラ、ンッ!」
 勝手知ったる直腸内の、ヴェインが感じるところ――――前立腺をさわってやると、びくんと大きな体かふるえた。
 ここ、一緒にさわったら、いたくないかも。グランが言うと、「なんっ、てこと思いつくんだよお」となきの入った声で返事が来た。しかしなにもいわないということは、そういうことなのだとグランは解釈して、前立腺をさわりながら、腰を動かした。
「あっ、んっ、あひっ、んうっ」
 さっきより甘さが目立つようになった声が、グランの鼓膜を刺激する。腰を動かすたび、自分の腹に使われずにただただ飾りになっているヴェインのペニスと睾丸がぺちぺちと当たった。たぷたぷとため込んでいる精液は、きっとこの先どこにもいかないんだろうな、とグランは思う。
 こしをぱんぱんと動かして、ぐちゅぐちゅと後ろをいじれば、ひだをともなった媚肉がグランの性器を抱きしめるように締め付ける。
 ねえ、ヴェイン、出るよ、出していい、と聞けば、「そ、そんなん、きかなくても、あっ、わかるだろぉッ!」と怒られてしまった。今日はヴェインに怒られてばかりだ、とグランは思う。
 じゃあ、出すからね、といって、ストロークを早くする。この、ヴェインの女性器に出してしまったらどうなるか、グランには見当も付かなかったが、ただただそこに注ぎ込みたいという欲望で頭がいっぱいだった。
「あ、っ、あ、んうッ、――ッ! あづッ、グランの、出てるッ」
 膣内に射精すると、ヴェインは恍惚とした表情を見せ、よがった。どくどくと波打つグランのペニスから、精液が流れ出て、ヴェインの腹がうっすら膨れた。
 

・・
 

 射精をして我に返ったグランは、慌ててそこからペニスを抜くと、ごめんなさい! とヴェインにむかって土下座した。
 ヴェインは、起き上がるとオレンジの上着で下半身を隠して、「これなおんなくて、もし、その、できちゃったら、責任とってもらうからな」と恥ずかしそうにいった。


すいませんでした。体位的に無理とか全部無視した。

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